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ウスリースクについて

Россия Приморский край г.Уссурийск
ウスリースクは沿海州第二の都市(第一位ウラジオストク)
 
■ウスリースク市はロシア沿海州にある都市で、日本人にもよく知られている沿岸のウラジオストク市から100km程北に位置しています。シベリア鉄道・中国や北朝鮮からの鉄道の合流・分岐点となっており、昔から交易・農業の拠点とされてきました。駅周辺には機関車整備工場・鉄道病院・鉄道専門学校など鉄道関連施設があります。また、対中国戦に備えた陸軍の極東の拠点でもあり、市内には軍司令部や陸軍劇場などがあるほか、第二次世界大戦(特に独ソ戦)での勝利に貢献した英雄を称える像やレリーフがあります(といっても一般市民は普通に生活しており、決して危険な町ではありませんので御安心ください)。更に、かつてこの周辺に日本人抑留者の収容所があったことから、日本人埋葬地もあります。
 
 
 
ウスリースクは歴史の町
 
■この土地の歴史は古く、渤海国(698年-926年)に中国東北部から朝鮮半島北部、ロシア沿海地方にかけて存在した国)の率賓府が設置された場所(現ウスリースク市郊外)です。郊外にある村からは現在でも調査が続けられており、様々な遺跡が見つかっています。特にウスリースク郊外で発見された12世紀の金王朝時代に作られた亀の石碑(亀趺ーきふ)は通常対になっており、最初に発見されたものはハバロフスクの博物館に展示、もう一つはウスリースク市内にある市民公園内に展示してあり、誰でもそこで記念撮影したり、直接触れる事ができます。ウスリースクは人が入植・定住していたという点でウラジオストクよりはるかに古い歴史を持つ町なのです。市内には1800年代後半から1900年代初頭にかけて建設された建物が多く残っており、現在も人々がそこに住んでいます。9月第2日曜日の市生誕記念日には毎年パレードが行なわれ、中央広場に沢山の人が集まります。

人口:170,660

面積:3690k㎡(市内173k㎡)
海抜:33m
人種:ロシア人・ウクライナ人・韓国人・その他
 
1866年ニコリスコエ村制定
1898年ニコリスク市制定
1926年ニコリスク・ウスリースキー市改称
1935年ヴォロシロフ市に改称
1957年ウスリースク市に改称
 
■市生誕記念日 9月第2日曜日
(2019年は9月8日)
ウスリースクは農業・産業の町
 
■ウスリースクには様々な工場があります。ウスリースクの特産品で特に有名なのがウスリースキー・バリザム。ウスリースキー・バリザム社は 1894年創業の酒造会社。 ウスリースク旧市街にある工場では良質のウォッカ、タイガの植物を原料としたコニャック『ウスリースキー・バリザム』など薬用酒を主に製造しています。薬用酒にはアルコール0%のものもあり、昔から多くの人に親しまれています。ウスリースキー・バリザム社ではアルコール類に加えてパンも製造しています。ウスリースキー・バリザム社の他に地元で有名な製パン会社のパンやクッキーなど菓子類はウスリースクや近郊の町ならどこでも販売されています。またウスリースクには砂糖・マヨネーズ・大豆油・乳製品製造工場などもあり、それらはウスリースクだけでなくウラジオストクやその他沿海地方の町や集落で販売されており、いつでも新鮮なそれら加工食品を入手可能です。
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